あなたがいなくても大丈夫という応援の在り方

コラム

あなたが思うように物事を進めたいときの3つの方法

1.影響力のある人を味方につける

あなたがやりたいことを叶えようとする時に、「あの人を味方につけたら想いが叶いやすいかも。」と期待して、アプローチしていったことはありますか?

リーダー的な存在の人を味方につけるためには、自分の頑張りをアピールしたり、問題提起を常に持っていったり、いろいろな方法があると思います。この頑張りのアピールの方法や、問題提起の伝え方は、味方につけたい人とどのくらいの距離感があるかで、結果が変わってきます。

1-1.自分にとって、徳になる人を味方につける

社長や上司などに相談すれば、現場がうまくいくように運んでもらえるだろうと考えたり、アドバイスをたくさんしてもらえないかなと期待してしまうことはないでしょうか。

その期待が叶うには、相手とどれだけ信頼関係があるか、お互いの価値観を分かり合えているか、お互いのことを知っているかが大切です。価値は対話の中で見つけることができます。いつもの関係性の中で、対話ができているかどうかが、あなたの望みが叶うかどうかというところになります。

1-2.分かり合える距離感のある人間関係

社長や上司に協力をしてもらっているものの、そんなに親密になれてない気がするということはないでしょうか。話を聞いてもらえるけど、それ以上のものを感じなかったり、あまり相手にしてもらえてないかもと感じてしまうようなことなどです。

そのときあなたは、どんな考えを中心にして、社長や上司に話をしているでしょうか。

2.その目標を達成するために応援してもらえるように行動する

もしあなたが、社長や上司などの決定権や影響力を持つ人に頼らずに、一人で頑張っていたらどうでしょうか。自分の目標を達成するために、試行錯誤しながら進んでいくと思います。そのときあなたは一人ですか?他にも一緒に行動をしている人はいますか?

2-1.頑張っていれば報われる?

あなたの思うように現場をまわしたくて、素晴らしい構想ができて、一緒にスタッフに共有しながら進めていって、うまくいったとします。その成果で社長や上司は褒めてくれるでしょう。

あなたは褒められたらうれしくなり、ますます頑張ると思います。そして社長や上司がさらに応援してくれるでしょう。「頑張ってるね、その調子で頼むよ。」と。

でも、現場のスタッフは浮かない顔をしています。それはなぜでしょうか。

2-2.〇〇に応援されないことには真の達成感はずっと味わえない

あなたは、自分の頑張りを認められることに一生懸命になったことはないでしょうか。自分を認めることは大切ですが、認められるようになる行動は、本当に自分のためでしょうか?

周りがあなたの言うことを聞いてくれて、その通りに行動をしてうまくいっても、それは「あなたがいないと現場がまわらない。」という状況です。「〇〇さんがいないと困る」と言われたことはないでしょうか。

その時、「あなたを頼りにしています。」と言われているのと同時に、あなたの考え方がスタッフに浸透せず、みんなが何をしていいかわからずに自走できない状態になっています。

「あなたがいないと困る」と言われて嬉しい言葉に感じますが、私はあなたがいないと困ると言われたときに、私は何をしてきたんだと反省しました。退職を決めた時にそう言われて、わたしは1年退職を伸ばしたことがあります。

わたしがいなくてもまわる状態にするために、わたしがみんなのことをどれだけ引き出せていけるか、わたしの考え方をどれだけ伝えられるかが、私の1年間の課題でした。

3.自分のやりたいことと、一緒にやる人のやりたいことの共通項を大切にする

あなたは現場で達成したい目標があります。そのためには、一緒に取り組む人たちがいます。社長、上司、部下など立場は違っても、全員と一緒に取り組んでいきます。

間に入る立ち位置だと、それぞれのやりたいことをつなぎ合わせるスキルも必要になってきます。

3-1.一緒に働く一番近い人はなにをやりたいか知っていますか?

私が現場のマネジメントをしていた頃、その仕事は一日中ひたすら入力業務でした。パソコンに書面のデータを入力を、黙々とやっていました。仕事とはいえ、みんな退屈じゃないかなと思っていました。

初めの頃は、入力枚数の納品を知らせて、いつまでに仕上げて納品するかと言う段取りだけ伝えていました。管理業務は管理者のみで行っていました。

その管理業務の中で、新しくスタッフに加わる人向けの作業マニュアルを作るということがありました。いつも慣れている管理者が作成していたため、新しく加わる人にはわからないことがありました。

そこで私は、作業マニュアルをスタッフとして2年目に入った人にも協力してもらうことにしました。疑問点をたくさんあげてもらい、わかりやすく丁寧なマニュアルが完成しました。

そのときに何気なく話していた中から、「Excelをできるようになりたいんです。」という話もでてきたので、そのスタッフにはExcelでのマニュアル作成を手伝ってもらいました。

3-2.できることをできる人がやっていく

仕事は、経歴が長い人が中心になることが多いです。でも、その職場の経歴が短くても、他に経験を積んで来た人や、それまでできる人がいなかったことをできる人が入社してくることがあります。

職場に慣れないうちはまずは仕事に慣れてもらいますが、その間にほんの少しの時間でも、相手のことを知るような話ができたらよいと思います。この人は、そんなことをやっていたんだな、そのうちにお願いしてみようかなと頭に入れておきます。

また、特別何もしていなかったとしても、アイディアを持っていたり、問題に気づく人がいれば、ゆっくり話を聞いて、できるだけそれが実現するように相手と腑に落ちるまで対話して、あなたの中で整理して、上司に話を持ち掛けてみたりします。

そのときあなたと関わるすべての人が一緒になって前に進み始めます。そして、スタッフはあなたの計画がうまくいくように応援し、いろいろと考えて行動するようになるでしょう。

3.あなたは3つのどのやり方を選びますか?

あなたがうまくいくために、味方をつけることなのか、上司に認められることなのか、一緒に働くスタッフに応援してもらえるようになることか、どの方法が一番いいですか?

コーチングでは、特に3つめの方法が身についていきます。わたしも3つめの方法が身に着いたからこそ、見知らぬ地域での活動ができていたり、旅館の若女将としても頑張っていけてるのだと思います。

 

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