老舗旅館8代目若女将│生活も仕事も楽しく充実させたいチームリーダーのために

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頑張っていれば人間関係の悩みはつきもの

頑張っている在り方も人それぞれ

人はそれぞれが抱える思いで頑張っています。みんな、そのときにベストな考えだと確信して行動を起こしていきます。だけどそれがある人から見たら、何も考えてないという温度差が出てくることもあります。

そして、長く付き合っている人同士なら信頼関係もあるし、その人の人となりを知っているし、何ができるかも知っています。でも付き合いが浅いと、その人が何をできるのかも、どのような考えを持っているかもわかりません

そうすると、背景を読み取れずに自分とは違うというジャッジをして、うまくいかないこともあると思います。誰かとはじめて一緒に何かに取り組むときに、自分自身を瞬時に伝えることも必要になってきます。また、より早く相手を知ることも大切です。

人生がどんな転換をしてもありのままでいられる

環境の変化によって、人間関係もガラッと変わります。会社、家族、地域など、今まで自分をわかってくれていた人がいない場所で過ごし始めることが人生に1度はあると思います。

私は12歳の時に、東京都から山梨県に引っ越しをして、学校が変わり、近所の友達もおばちゃんもみんな変わりました。当時は内気なところもあったので、なじめてもそれまでの輪の強さには引いていました。

私の転校先には、転校生がたくさんいたので、転校生同士で一緒に過ごすことが多かったです。子どものころはそんな感じでしたが、大人になった今となれば、もっとたくさんの人と仲良くなれたような気がします。

当時の想いから、新しい環境で寂しい思いをしている人がいないように考えるようになりました。

さまざまな人生の転機

学生から社会人へ

学生時代は働くといっても、アルバイトで可愛がられていて、責任感はあるもののお金を稼いで好きな服を買ったり友達と遊ぶことしか考えていませんでした。

いろいろな後輩に頼りにされていたし、学業の成績も上位の方だったり、先生にも特にお叱りを受けなかったし、アルバイトでもみんなによくしてもらっていて、自分には自信があった方です。

社会人になって会社に勤め始めると、その自信は一気に崩れ去りました。後輩いびりのようなものもあったし、仕事でもミスが多く、会社での信頼はどんどんなくなっていきました。

同期の社員とは仲がよく、一緒に食事に行ったりしていましたが、みんな同じ悩みを持っていたので(というかそれ以上の悩み)、とりあえず頑張っていこうということになりましたが、8割の同期社員が1年以内に退職しました。

派遣スタッフに転身

1年で会社を退職した私は、イギリス留学に行くために派遣とアルバイトでお金を貯めることにしました。派遣スタッフとして待ち受けていた試練が、私を大きく成長させてくれました。

当時の私は22歳で、「Excelがかなりできる人」という条件で派遣されました。私はそれを知らなかったので、依頼される内容の難易度の高さに戸惑っていました。

私は派遣会社でExcelの研修を受けましたが、四則演算と表やグラフの作り方の基本だけしか教わってなかったのです。依頼内容は、「歩留まりを出すために、数値を超えたら赤い表示になるようにする」というものもありました。

私が、いっぱいいっぱいになってると現状のスキルを伝えると、周りの方がフォローしてくださって、実戦でExcelを覚えることができました。

独身⇒旅館の嫁⇒子育て

私の一番の人生の転機は、死ぬかもしれないと思った誘拐された事件です。あの時に生きるということ、自分が果たす役割が必ずあると信じて今生きています。

その強さもあり、わたしはどの環境にいても、自分の在り方を大切にしようと思いました。その時間にいること、先のことを考えていることが、生きていることかなと思います。

勉強も仕事も好きにできていた独身時代と、旅館にいて子育てをしている今は、やっていることはたいして変わっていません。旅館で過ごしているので24時間拘束状態だし、子どもがいれば仕事にならない上に、こうやって記事を書くのも一苦労なこともあります。

私は他に市の社会教育委員、市の男女共同参画推進委員会の会長、県の地球温暖化防止推進員、フードロスの取り組みなど、地域の活動もしています。旅館に嫁に来て、SNSで地域の発信をしていなければ、地域の中での私の存在は薄かったと思います。

旅館の嫁と言う弱い立場も承知していましたが、私の信念は崩せませんでした。私はこの場所が好き、私はこうしたい、私はこう考えるを、とにかくアピールしていたと思います。それによって、嫁に来て1年しないうちに市の長期総合計画のメンバーにならないかと、市長から直々に依頼されました。

旅館の嫁としての在り方を裏返すような、今思うと恐れ多いことができたのは、少し遡って、コーチングを学んでいたことが一番大きいです。

自分の今のところの在り方をコーチングで体感

わたしの「いまのところの」在り方ってなんだろう??

自分の在り方が見えてくると、どんな環境でもフラッとしなくなります。その在り方は日々更新されていくので、今は「いまのところ」でいいと思います。

私がコーチングを学んでよかったと思うのは、社長とスタッフ間の立場になったときに、真ん中にいるという私なりの在り方を見つけることができたからだと思います。

八方美人はあまりよくないイメージですが、自分の在り方がわかっていて人に合わせることは大切だと思います。話し相手によって、言ってる内容が全然違う人と、内容は同じだけど言ってることは同じ人だったら、どちらを頼りにしようと思いますか?

コーチングでは、同じ内容を、話し相手の視点に沿って伝えることができることを体感しました。それは、1回目のコーチング講座を受けたときに、すぐに感じたものです。

自分の在り方がわかったらコーチングは終了?

人の在り方は、日々更新されていきます。コーチングを学んだら、さらに更新のタイミングが早まっていきます。その更新までの間、コーチがいるのといないのでは全然違います。

コーチングは、セッションの時に行われるのではありません。セッションからセッションまでの間に、受ける側がどんなことを考えて、どんなことをするのかが重要になります。セッションでは、次のセッションまでの宿題だけが課されます。答えのない宿題です。

あなたの在り方が誰かを安心させる

コーチングを受けながら、あなたの在り方が見えてきて、その在り方で言動が変わっていくとき、その姿に人は頼りにしたくなったり、応援したくなったり、助けようと思ったり、あなたがいてよかったって言われるようになります

その在り方に自信をつけるためにも、コーチの存在は大きく影響していきます。あなたは今のままで十分ですか?それとも、より楽しく、周りの人と信頼関係を気づきながら一緒に目標を達成していきたいですか?

 

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