イギリスの短期留学で出会ったケーキ屋さん│夢の具現化が英会話の成長を加速させていた

イギリスでの短期留学で一緒だった60代の女性

日本人と一緒にいても英語が出てきたのは誰だったでしょう

私は、23歳の時にイギリスのバースに短期留学にいきました。当時、NOVAに通っていて、イギリスへ1ヶ月留学するという企画があったので、申し込みました。通常は16名くらいで行くそうなのですが、私が参加した時は6名でした。

20代が3人、40代が2人、60代が1人でした。英語のクラスでは、6人なのでたくさん話すことができたし、たくさん質問ができました。60代の女性(Rさん)は、「ケーキ屋を世界に広めたい!!」という気持ちで、なかなか覚えられない英語に奮闘していました。

1ヶ月経ったころに、Rさんは、「あのお店はBookingした方がよいかしら?」とサラッと英語が出てきました。他の生徒だったら、「あのお店は予約した方がいいかな?」と言ってたと思います。日本人同士で話していても、時折英語が出てくるのはRさんだけでした。

英語ができるようになりたいのはなんでだったのか

みんなホームステイをしているので、英語はどんどん上達していきました。だけど、目的は「英語ができるようになること」だったので、Rさんのように目標や英語ができるための軸は弱かったと思います。

実際、今の私の英語はボロボロです。英会話カフェを開催しているのに、参加者の中で一番英語を話せないんじゃないかなと思います。あんなに頑張っていたのに、英語が話せるようになった先のことは、「何か役に立てればいいな」ということだけでした。

道に迷っている外国人に英語で説明したりすることが助けになったり、仕事でも多少は役に立ちました。今では旅館にくる外国人の対応には役にたっています。だけど、弱いんです。その場しのぎなんです。私が英語を話したい目的は、何なのだろう…好きだからやめたくない、それだけです。

好きこそものの上手なれは本当か?

英語は小学生4年生の頃から好きでした。中学生の頃も高校生の頃も、短大でも、英語に触れている時間があれば嬉しかったです。通訳になりたいこともあったし、翻訳の通信教育を受けたこともあります。翻訳会社に応募したこともあります。

だけど、仕事にするとなると、そこまでの気持ちはありませんでした。趣味で楽しみたい、それでもいいかなと思うようになりました。英語を使った仕事をしたいと思っていたけれど、本当はそうじゃなかったのかもしれないです。

私がわかっていなかったのは目標達成のために英語が必要なこと

私は、英語ができる前提の夢を持っていました。英語を使うなら、どんな仕事でもよかったのです。だから、仕事の選び方も「英語」がキーワードでした。

イギリスで出会った60代のケーキ屋を経営する女性の事を思い出すと、今私が英語への目的を持っていないことをはっきりと感じます。今は旅館にいて、海外への発信をしたいと思っているけれど、足止めしていたり…。海外に何を発信して、どんな人に届けたいのかを、もう一度考えてみています。

Rさんが本気だとわかったのは、イギリスに短期留学後の年明けでした。Rさんから私の自宅にお年賀の14インチくらいのケーキが1ホール届きました。その時に、ケーキをたくさんの人に伝えたいという気持ちが伝わってきました。

私は、英語を使って誰を幸せにしようと思っていたのだろうか…。英語で誰を助けようとしていたのだろうか。そんなことを思います。

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